2014年11月29日

ネブラ・ディスク

ネブラ・ディスクとは、2002年にドイツ中央部、ザーレラン地方の街で発見された直径約32cm、青銅製の天文盤である。

ドイツの研究チームは2005年、これはチェコ、ドイツ中部・南部、ポーランド西部に広がっていた中央ヨーロッパ青銅器時代の中心的文化であるウーニェチツェ文化のもので、約3600年前に作られた人類最古の天文盤である、と結論づけた。

つまりそれは、青銅器時代に太陽太陰暦が成立していたことを証明すると考えられ、従来の説を覆すものであったのだ。

天文盤には太陽と月、そしてプレアデス星団が記されており、太陽暦と太陰暦が組み合わされた非常に複雑な仕組みとなっている。

その機能はというと、太陽暦に生じる閏月(うるうづき)、すなわち13ヶ月目を何時に合わせるかを予測し、太陰暦と季節を同期させていた可能性が高い、というのが学者たちの共通した見解である。

月の満ち欠けによって作られた太陰暦が人々の生活リズムだった時代、3年に一度の閏月は大変重要であったという。
太陰暦では1か月が29.5日、1年は約354日になり、使い続けるとやがて季節とのズレが生じる。
そのため、3年に一度、「13ヶ月目」を加えることで修正していたのである。

天文盤については、これまでバビロニアで作られた1000年前のものが最古とされていて、今回の結果はこれをはるかに上回るものであった。

しかし、青銅器時代の人々がこの知識をどうやって得たのかなど、未だ解明には至っていない部分も多い。 

posted by オカルト この世の不思議と謎 at 21:20 | 時代錯誤遺物